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野茂、井口斬り…3年ぶりのメジャー登板で復活へ前進

ロイヤルズの野茂英雄投手が29日、パドレス戦に2番手で登板。2イニングを投げ3安打2三振、失策絡みで1点を失ったものの、自責点はゼロ。移籍後初戦となったパドレス井口資仁内野手も打ち取り、奇跡の復活へ一歩前進した。

 ようやく野茂が3年ぶりとなるメジャーのマウンドに帰ってきた。今までのように先発ではない。タイガース時代の2000年6月以来3度目となる、中継ぎでの登板となった。

 3回、先頭打者をカウント2−1からフォークで空振り三振と幸先のいいスタート。ところが、次打者の何でもない遊ゴロがエラーとなり、井口との対戦を迎えた。

 05年以来3度目の対決。初球は外から中に入る甘い球を井口が打ち損じてファウル。3球目のフォークもファウルとなりカウント2−1。4球目のフォークを狙い打たれたが、センターフライとなり、野茂に軍配が上がった。

 野茂について、井口は「結果は別にして、一昨年同じチーム(ホワイトソックス)でキャンプをしている時より、よくなっているように見える。今日は高めがピュッときて、前より直球に勢いがあった。グリーンも高めの直球を空振りしてましたし」と評価した。

 右肩への不安をなくすために、トルネード投法を封印し、すべてセットポジションでの投球となったが、直球の最速は139キロで、かなり状態は回復してきている。

 しかし、続くメジャー362発のエドモンドに、高めに浮いたフォークをセンター右に弾き返される二塁打で1失点。クラークの一塁右へのゴロもヒットになってしまい、2死一、二塁のピンチを迎えたが、昨年27本塁打の5番・グリーンからフォークで空振り三振を奪い、1点で切り抜けた。

 4回は2死から右前打、四球で走者を出しながらも、尻上がりに直球の球威も増し、0点に抑えた。

 野茂は「なんとかメジャーに残りたいと思ってます。とにかく球を低めに集めようと思った。高めに浮いた球も結構ありましたけど、まあまあだったと思います。どこも痛みはないですし、楽しくできてます」と手応えをつかんだ。


メジャーリーグへの道を切り開いたパイオニア野茂英雄
尊敬している人がまたまた復活への第一歩を踏み出しました。
すばらしい。今年40歳になるんですよ。すごいですねぇ。
頑張って欲しいものです。